
さいとう・たくみ。1981年、東京都生まれ。多数の映画・ドラマ・舞台等に出演。齊藤工名義で映画制作活動も手掛けており、初長編監督作『blank13』(18)は国内外の映画祭で8冠を獲得。HBOasia『フードロア Life in a box』(19)ではAsian Academy Creative Awardsにて最優秀監督賞を受賞。現在はドキュメンタリー映画『大きな家』(24)やハリウッド映画『When I was a human』(公開日未定)ではプロデューサーを務めている。また、全国の被災地等での移動映画館「Cinéma Bird」主宰、「Mini Theater Park」、撮影現場での託児所プロジェクト、白黒写真家など、活動は多岐にわたる。俳優としての近年の主な出演作に、ドラマ作品では「海に眠るダイヤモンド」(24)、「極悪女王」(24/netflix)など。映画作品では『シン・ウルトラマン』(22)、『零落』(23)、『碁盤斬り』(24)、『少年と犬』(25)、『新幹線大爆破』(25/Netflix)、などがある。
昨年12月公開の『大きな家』は、とある中学校のクラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)を手掛けた竹林亮監督と製作チームによるもの。児童養護施設に暮らす子どもたちに密着し、家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの等身大の姿を描いている。